1949-05-22 第5回国会 衆議院 農林委員会 第29号
○藪谷政府委員 鉄道関係の日通との元請に対しましては、鉄道省としては大きな問題だと思いますが、これに対してお答えを願います。
○藪谷政府委員 鉄道関係の日通との元請に対しましては、鉄道省としては大きな問題だと思いますが、これに対してお答えを願います。
○藪谷政府委員 佐々木さんの御説の通り、運輸省から出しました資料の中には、二十二線の中の清算会社として残つております会社、九社十線の資料を整えておりますが、爾余の鉄道につきましては目下調査中であります。ついでに弁明いたしますが、資料としての信用の問題であるかと思いますが、私の方での調査は、まず間違いがないと思つております。
○藪谷政府委員 ただいま手元には二十三年度の資料はございませんが、大体物價及び人件費は高騰しております。運輸量もふえておりますから、二十二年度の資料の今の比較指数は、そう狂わないものと考えております。
○藪谷政府委員 運輸大臣の意見に從うべきだと思うのです。
○藪谷政府委員 運輸当局からまずお答えいたします。もしこの法案によつて拂下げられる線がありといたしますと、その私設鉄道に対しては運輸当局としては監督上の責任を持つわけでありまして、お説のような重要物資の輸送につきましては、十分なる監督をもつて、国家の産業に支障のないように監督いたしたい、こう考えております。
○藪谷政府委員 私設鉄道などで運びます場合に、運賃あるいは輸送の面において省営の方が便利である場合もありますし、また私設鉄道はその線だけの責任を持つておりますので、非常に私設鉄道の方が輸送が円滑の場合もあります。またこれらの資材を使用する場合においても、同様の問題があろうかと思います。
○藪谷政府委員 本問はやはり見解の相違から両方の説が立ち得るのでございます。私たちは國鉄においては万遺漏なきを期しております。
○藪谷政府委員 買收いたしました根拠法規は、地方鉄道法の三十一條以下でありますが、この地方鉄道は平時かりあるものでありまして、平時においても、多数の地方鉄道を買收いたしましたことは事実であります。戰時中買收したのも、それと同じ手続をとつたのであります。決して佐々木さんの指摘されるように、國家総動員法とか、そういつたような戰時立法で買收したものではございません。
○藪谷政府委員 現在の國有鉄道は、旅客運賃はこの間の値上げによりまして、私設鉄道よりは大体三、三割高いところもあり、また同様のところもあります。それから貨物につきましては、國有鉄道は地方鉄道よりはたいがい三、三割安であります。それから國有鉄道の一部を私設鉄道に拂下げた場合に、運賃がどうなるかと言いますと、現行運賃のままであると仮定いたしまし工も、打切り計算になる点だけ高くなる。
○委員長(板谷順助君) 今藪谷政府委員の説明によると、原價五十八銭ぐらいであるが、実收入は十五銭とかというお話がありましたが、それはどういう計算でそんな数字が出るんですか。
○藪谷政府委員 せんだつてお配りいたしました表の中の、八十三、四ページのところにあります。
ところが藪谷政府委員の答弁によるというと、昨年の滯賃が三百二、三十万トンであつたものが、現在において七、八十万トンよりない、從つてこの輸送計画を予定通りに行うということについて貨車は一〇%修繕をやる、或いは又新造をやる。
○小野哲君 藪谷政府委員に伺いたいと思いますが、或いは全体の問題として大臣に伺いたいと思つておりますが、これは又別の機会といたしまして……。
○藪谷政府委員 わが國のような四面環海の國にありましては、海運、陸運を総合的に輸送計画を立て、運賃の調整を行うことについての橘さんの御説はごもつともでありまして、私たちも根本的には大賛成であります。ところ今日のような輸送にも、また運賃にも、大きなひずみのある時代においては、非常にその理想に向つては遠い点もございます。
○藪谷政府委員 二十三年度の貨物輸送目標は、橘さんのおつしやる通り一億三千万トンでありましたが、その実績は一億二千九百七十万トン程度でありまして、ほとんど百パーセントの成績をあげ得たことは、内外ともの努力によるものでありまして、ここに非常に喜んで御報告し得るものであります。その第二段としてお尋ねになりましたのは、貨物平均輸送キロの意味だろうと思いますがいかがでございましようか。
○藪谷政府委員 昭和十一年度は百六十七キロでありましたがへ戰時中次第に陸運轉移が始まりまして、二百キロ以上となり、終戰当時におきましては大体二百五十キロ程度でありましだ。その後次第に海運カが回復して参るにつれまして、海運轉移を計画的に打つておるのであります。かようにして次第に輸送距離が下りまして、昨年度は大体二百三キロ程度のところであります。
○藪谷政府委員 列車食堂、車内の立賣りに関しまして尾崎さんから御注意がございましたが、現在は食堂車は完全なものはつないでおりませんが、一部つないでいるところもあります。車内で販賣しているのは、主として日本食堂で、またそのほか弘済会、あるいは地方の駅のいわゆる弁当屋がやつているところもあります。
○藪谷政府委員 御注意の構内営業の料金は、昨年約倍に上げました。廣告料金は大体十倍に値上げいたしました。本年度も大体収入を三倍程度あげようと、こう考えております。そのほか料金の改正いろいろまぜまして、約十億程度の増収をいたす、そう考えております。
○藪谷政府委員 現在國有鉄道の最初の一キロ当りの運賃は、先ほどから御説明し上げました通り、九十銭であります。それに対して私設鉄道の最初の一キロ当りの運賃は、関西で一円三十銭、國有鉄道の四割四分増し、関東におきまして一円二十銭でありますから、三十三%高であります。
○藪谷政府委員 先ほどの御説明で、第一点は表にして事情を御説明申し上げ、第二点は今回の運賃改正の内容について要綱を御説明申し上げました。最後に第三点といたしまして、現在の國有鉄道法の一部改正に関する法律の内容について三点の修正の御説明を申し上げたはずであります。現在の第三條の一、これは現在百五十キロまでは九十銭であるのを一円四十五銭と直す。百五十キロメートルを越ゆる部分は六十銭を一円五銭と直す。
○藪谷政府委員 第一條の今柄澤さんが指摘されました原則にはかわりはございません。あれは理想でありまして、理想に行くまでには、やはり十分にあの條項に満たない点もありますけれども、あの原則、理想はかわりはございません。
○藪谷政府委員 上越線の六日町と五日町両駅間の大越村地内に簡易駅を設置せよとの要望でありますが、おそらくこの地点は同村の役場のある附近かと推察されるのであります。
○藪谷政府委員 網走本線の訓子府駅、上常呂駅間の日出駅の仮乗降場を、旅客駅に最近格上げいたしましたが、この駅に貨物取扱いをせよとの要望であります。線路状態を調査いたしますと、何分にも千分の四五の勾配がありますので、貨物取扱いをいたしますのには、勾配変更をいたさねばなりません。その費用は相当多額を要しますので、現在の國鉄の財政状態では急速に実施することは困難でございます。
○藪谷政府委員 白城線の省営自動車路線の貨物運賃をすえ置けとの請願でありますが、省営自動車路線は鉄道よりもさらに赤字が多いので、旅客貨物とも運賃の値上げは、輸送原価から出れば政府としては希望を持つでおりますが、貨物運賃の引上げが物価の値上りになり、土地の産業の発達に重大なる関係があるという点からいたしまして、御請願の趣旨はとくと考慮いたしたい、こう考えております。
藪谷政府委員。
○藪谷政府委員 そうです。
○藪谷政府委員 そうです。
○藪谷政府委員 本路線は道路が非常に惡いのでありまして、道路の改修を待つて、省営自動車開始の可否を研究いたしたいと存じます。 —————————————
○藪谷政府委員 本件につきましては、一應もつともな点がありますので、なるたけ請願の趣旨を実現するように考えたいと存じます。 —————————————
○藪谷政府委員 今さらに詳しい御説明がありましたので、なお御希望の線に沿うように調査研究いたしたいと存じます。 —————————————
○藪谷政府委員 請願の早月駅の位置は滑川から大体三キロ四分ばかり、魚津から五キロの地点でありますが、平坦線直線であり、今御説明のように現在の早月信号所から省有の砂利線が分岐しております。しかしながら三日市、滑川間の富山地方鉄道がこれに並行いたしまして、同鉄道の早月駅もありますから、旅客の便はさして惡くないのでありますが、貨物輸送については土地としては御不便の点があろうかと存じます。
○藪谷政府委員 本路線は、今田村さんから御説明の通り、地方としては非常に熱望している路線だろうと思いますが、先ほども御説明申し上げましたように、道路運送委員会にかけて所要の手続をおふみになつて、もし省営が適当だというならば、その上で態度を決したいと存じます。ただ地元の懇望が非常に熾烈でありますので、私どもの方でも十分御趣旨に從つて調査いたしたいと存じます。
○藪谷政府委員 本請願の御希望の位置は、宮崎縣の此諸縣郡庄内町大字乙房でありますが、都城からは四キロ九分、谷頭駅からは二キロ二分で、やや谷頭駅寄りに偏するきらいはありますけれども、地方事情その他については、先ほどお話の通り地元の鉄道局において目下十分調査中でありますので、その結果を見た上で何分の決定をいたしたいと存じます。
○藪谷政府委員 七月一日から改正予定の國鉄ダイヤの改正につきましては、一年前から用意をし、今春以來組合と数回にわたつて協議を続けてまいりました。組合の最近における返事は、経済の再建に必要なダイヤの改正については、主義としては賛成をする、但し労働基準法その他労働條件の過重になる場合は困る。
○藪谷政府委員 機関士は現在余つております。機関助士は労組の言う通り足りません。從つて機関士の免状を持つた者が、下級の職、労務職につくのでありまして、この点につきましては手当等を考えまして、労務に対する考慮を拂つて、配置轉換と申しますか、機関助士の不足を機関士の余つた部分で充足いたしたい、こう考えているわけであります。
○藪谷政府委員 尾崎委員の御質問に対してお答えいたします。遠距離逓減制は、遠距旅客に対しての優遇策として、日本のような狹長な地形の國にありましては、確かに一つの施策でありますが、その理論的な根拠は、御承知のように長距離になるに從つて單位当りの輸送費が逓減するという点に重点が置かれて、わが國鉄におきましても、明治三十二年以來この制度を採用してまいつたことは事実であります。
○藪谷政府委員 尾崎さんの御指摘の通り、從來は二等は三等の二倍、一等のは三等の三倍でありましたが、その輸送コストと、また社会政策的な見地と、両方から勘案いたしまして、二等が三倍、一等が六倍にいたしたのでありまして、これまた現行通り今回の法律においても一應踏襲いたしたいと存じます。この倍率の修正につきましては、今後の社会情勢ともにらみ合わせ、かつ輸送力ともにらみ合わせまして今後考えたい。
○藪谷政府委員 急行客の場合は、その間に普通旅客の百五十キロまでが九四%を占めておるというような大きな差はございません。比較的長距離の旅客が多いのであります。從つて二地帶では合理的ではないから三地帶にわけたので、それは急行客の特性によるものであります。
○高瀬委員 ただいま藪谷政府委員から、原價と運賃との関係、あるいは國民負担力と運賃との関係について詳細な説明がありましたから、大体了承いたしました。ただいまの説明によると、やはり原價と運賃の割合から言つても、國民の負担力と運賃の関係から言いましても、旅客と貨物と同一に上げるということは、全然成り立たないように私は思う。
○藪谷政府委員 高瀬議員の御説は一應ごもつともでありますが、運賃の決定にあたりましては、第一にコストから見て適正であるかどうかを研究はいたしますけれども、運賃の政策から申しまして、輸送原價の面からだけでは決定いたされませんので、これに國民の負担力、あるいは國家の財政、鉄道の会計等の点を加味いたしまして、この三者を総合的に加味してつくつたものであります。
○藪谷政府委員 第八條の「運賃又は料金の軽微な変更」この内容は、災害の際に運賃の減免、学生兒童等に対する割引、團体旅客に対する割引、重貨車を使用するものに対する割引等のごときものでありまして、改正ではなく軽微な変更に属するものであります。
藪谷政府委員。
○藪谷政府委員 高瀬委員のお説はもつともでございまして、たとえば廣告料につきましては、昨年度は一千二百万円程度でありましたが、今回これを十倍程度に引上げて收入の増加をはかりたいと存じております。それから他の土地使用料、そうしたものも附近の料金を参考にして現在きめたあるのでありますが、最近の物價その他の変動に從いまして再檢討をいたしまして、できるだけ増收をはかつたいただきたい、こう存じております。